不動産の売却で利益が発生した場合、確定申告が必要になることをご存じの方は多いでしょう。
しかし、さまざまな出費がかさみ利益が出なかった場合、確定申告が必要になるのでしょうか。
そこで今回は、不動産売却の譲渡損失とは何か、損失が出た場合に活用できる特例と確定申告についてご紹介します。
不動産売却の譲渡損失とは何？
譲渡損失とは、不動産を含む資産を売却したときに出る損失です。
前述したように、利益が発生すると確定申告をおこない、住民税・譲渡所得税などの税金の納付が必要になります。
しかし、損失が出た場合の確定申告は必ずしも必要ではありません。
また、譲渡損失が発生すると税金の軽減措置を受けられ、売却した年の所得税・住民税を減税することができます。
そのため利益の有無に関わらず、不動産を売却した年には確定申告をしたほうが良いといえるでしょう。
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不動産売却で譲渡損失が出た場合に利用できる特例とは？
マイホームの買い替えによって損失が出た場合、特例を利用できる可能性があります。
条件はマイホームの所有期間が5年以上であること、敷地面積が500㎡以内であることなどです。
また、買い替え以外でマイホームを売却して損失が出た場合にも、条件を満たしていれば特例を利用することができます。
このような場合には、売却した翌年から最大3年間、譲渡損失を繰り越して計算し所得税・住民税を軽減する繰越控除を受けることができます。
詳しい情報は国税庁のホームページでも公開されているため、チェックしてみると良いでしょう。
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不動産売却で譲渡損失が出た場合の確定申告の流れは？
必要書類を集めて税務署やオンラインで確定申告を実施し、還付金を受け取るのが一連の流れです。
買い替えの場合は、売却した不動産と購入した不動産それぞれの登記事項証明書が必要になります。
買い替えではない場合は売却した不動産の登記事項証明書、住宅ローンの残高証明書などを用意しましょう。
確定申告の時期は毎年2～3月中旬です。
詳細日程は国税庁のホームページを確認してみると良いでしょう。
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まとめ
今回は、不動産売却の譲渡損失とは何か、損失が出た場合に活用できる特例と確定申告についてご紹介しました。
譲渡損失が出た場合、確定申告は必ずしも必要ではありません。
しかし、条件を満たしていれば税金の軽減措置を受けることができる可能性があるため、不動産を売却したら確定申告を検討しても良いでしょう。
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